TANDEM STEP

只今長期療養中です、復活までしばしお待ちを

VM36(3)空燃比計をつけてみる

VMキャブの一連の内容は、実は去年の話で、記録に残したデータ片手に思い出しながら書いている。思い返すともっと近道あったんじゃないかと思うけど、それは今だから思うことであって。

キャブのセッティングも、これまでは車種専用のある程度設定のすんだものを、多少ジェットやニードルを調整する程度で、今回のようにゼロからのセッティングは初めてだ。

そして途方に暮れている。

こういう時は素人は考えすぎず、客観的な判断基準を入れようということで、空燃比計を入れることにした。

事前の情報で、バイクに付けるなら、精度、レスポンスが良く、値段もこなれて来たワイドバンドA/F計、だということなので(聞きかじりでここで浅い知識を晒すのも何なので、解説は他の詳しい方に譲るとして)、某オクで探したところ、該当するのは、PLX、AEM、INNOVATEの3社。そのうち即決でその週末に手に入る一番安いやつ、という実に明確な判断基準(笑)でPLX社製の並行輸入ものに決定した。今なら某オクで24,000円くらい。合わせて前から構想していたマフラーも集合に換えることにした。

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以前格安で買ったスーパートラップのレース管、抜けが良すぎて爆音、かつ下のトルクはノーマルより弱い仕様。バッフルを入れお皿の数を調整すると、ペショペショと、情けない音がする。取り柄はノーマル比の軽さだけといったところ。そこでエキパイ部だけ流用して、A/F計のセンサー用ボスを溶接屋さんに頼んで付けてもらった。

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サイレンサーは汎用のステンレス製オーバルサイレンサーを、適当なジョイントを某オクで購入して取り付けた。

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マフラーが付いたところで、次はいよいよA/F計。コントロールボックスは小物入れの中に入れ、電源はイグニッションでon/offできるところということなので、メインハーネスから分岐しているグリップヒーター用の配線から取った(ような気がする…)。メーターは当時つけていたバーハンに、手持ちで余っていたメーターステーで取り付けた。

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取り付け自体はそれほど難しいものでなく、小一時間で済んだが、元々車用で配線が長いため、短くしてコネクターを作り直すのがちょっと手間取った。

まずは基準の数値が欲しかったので、とりあえずノーマルのキャブに戻して値を見る。

新しい集合&サイレンサーは、うるさくなく、しかもノーマルより低速でのトルクがでている。しかもまわすと結構抜けが良いので、無理にキャブ変えなくても楽しめるんじゃない?という感じ。

ノーマルキャブでの空燃比は、アイドリングで13後半から14前半、暖まってきたら13後半。アクセルを開けた加速時で12台前半。アクセルオフ時が14から15、パーシャルが13後半。といったところ。今後、VM36の値をこれに近づけていく。

 

 

 

 

VM36(2)

VMキャブは、口径の小さいものは原付などの小排気量車でよく使われていて、ジェット類も簡単に手に入る。ただVM36となると、ネットで検索してもなかなか国内で見かけないが、海外ではFUELのカスタム車の様にちょくちょくみかける。https://fuelmotorcycles.eu/

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前回は、とりあえず車体にVM36を取り付けたまで。まずはデフォルトのままでエンジンを掛けてみる。(MJ:310、PJ:35、JN:6FJ6)これは、ある程度予想していた通りかかる気配なし。 ネットで検索すると、海外の掲示板でMJが200〜230、PJが25〜30くらいのようだ。エンジンの仕様、吸気側の仕様 によっても異なるだろうし、MJ:220、PJ:27.5から始めて、徐々にPJを絞り、まずはアイドリングを目指すことにした。チョークを引くと全くエンジンはかかる気配なし。そこでチョークを戻すとエンジンが掛かった。明らかに濃い。そこで順番にPJを絞ると、PJ:20でなんとかアイドリングし走るようになる。ただ、振動が多く、吹け上がりが悪い。アクセル半開以上では急に加速する。JNのクリップ位置は既に一番薄い側だが、ニードルの調整幅はつきぬけてるような気がする。

ベストセッテイングが途方もなく遠く感じて、自分でセッテイングを出す自信が無くなって来た。

 

  

 

冬支度

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天気予報では今日は晴れ。暖かい陽射しの中で走るのは今年最後かもと思い、午前中近場を走りに行った。ただ、太陽が出たのは朝方わずかな時間で、あとはどんより曇り、予想以上に風が冷たかった。

カウル付きのRSならまだまだなんともない季節なんだろうけど、カウルなしの私には、ちょっと本格的な防寒対策を考えないとつらい季節になるなぁ。

バイクはこのくらい空気が冷たい方が調子いい。どんどん前に行きたがるところ、私がブレーキをかけている感じか。

途中車が路肩に並んでいたので、何かと思えば、タイヤ屋さんだった。タイヤ交換で並んでいた模様。ガソリンスタンドもどこも混み合っていた。今夜夜半から予報では雪だるまマーク。都心では2〜5cmの積雪だとか。

寒さというよりか、どんより曇った寒々とした景色にめげて、早々に切り上げて家に帰り、私も車のタイヤをスタッドレスに替えた。積もったら通勤が面倒くさいなぁ。

 

 

 

 

謎の荷物

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家に帰るとヨメから謎の荷物が来てるよ、何?と皮肉の一言。

バイクの部品でございます。

割と程度の良い中古のディスクローターを入手した。ただ色から見て想像つくように、オフセットが多いK100、75用。色以外では、ぱっと見R100用と区別できない。

冬のお楽しみ用なんで、こいつにはしばらく眠ってもらいます。

VM36

 私のR100は、キャブをノーマルのBING32からミクニのVM36に替えている。

キャブの選択にあたってFCR、デロルト、CR、TM等々いろいろ考たが、最終的にエンジン側のインシュレーターに口径があうこと、構造が簡単でセッティングがしやすいこと、エアクリーナーボックスをいかしたかったので、大きさに無理がないこと、といった理由で最終的にこれに決めた。まぁ、一番安上がりにすみそうだったてのもある。e-bayでやすいとこなら、キャブ2個で3万円でお釣りがくる。古くさい格好も私好み。

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仮合わせすると、エンジン側の口径はあうものの、エアクリ側は62mmと大きいため、インテイクパイプを途中で切断し、60-50mmの異径パイプでつないだ。

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 VM34なら右用と左用の設定があるが、VM36には残念ながらない。左右同じやつを使うので、右側の気筒はスロー調整スクリューがエンジン側になり調整しにくいことこの上ない。後で気付いたけど、今ならVM34を選ぶかも。

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チョークはオリジナルはレバー式だが、オプションでワイヤー式の部品が出ている。手元で左右同時に操作したかったので交換した。

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ボディーに穴を開け、同調用に取り出しを付ける。普段はゴム栓をしている。

スロットルワイヤーやチョークケーブルは、シマノ(自転車)用のケーブルとホームセンターで買った真鍮棒で自作。間違っても安さにつられてママチャリ用を使わないように(笑)。

R100はブレーキマスターとスロットル、スイッチ類が一体式なので、別体式のマスター、スロットルが必要だが、私の場合、先にブレーキ周りはいじっていたので変更なし。ブレーキマスターはニッシンのラジアルマスター、スロットルはトマゼリの2本引き用を使用。

案外キャブの換装はすんなりいけた。問題はセッテイング(続く?)

 

 

 

自由な時間の過ごし方

好天気の週末が続いている。土曜はうちのムスメが幼稚園の遠足だった。朝、幼稚園まで連れて行き、午後迎えに行くのが私のミッション。あと(別に付け加えるわけでないが)ヨメと、昼食は久しぶりに二人で外食しようかと約束した。従って10時半から12時半まではフリータイム。たった2時間ながら、誰に気兼ねすることもない自由な時間だ。

用意を手早く済ませ、まずは10㎞先の何時もの公園へ向かう。ダム脇の小さな観光公園で、自宅からスタートしてちょうどこのあたりで暖機も終わり、700-800rpmの回転数も1,000程度に落ち着き安定する。いつもは早朝なので利用客もいなくて気兼ねすることないし、圏央道のICも近くにあるので、ちょっと走りに行ったり、知人との待ち合わせの起点などに使っている。土曜は時間も11時前ということもあって、駐車場はほぼ埋まっており、あたりの目も気になったが、なるべくバイクが水平になる位置を選び停車。

先週Igトリガーのバネを交換して、点火タイミングを変更したので、手早く同調をとる。アイドリングも低めだったので1,000rpmに合わせ、再スタート。同調とった後って、いつもなんて乗りやすいんだ、と感動するんだけど、ものの10分もするとすぐに慣れてこんなもんだったかなぁと思う。同調が取り切れてないのか、すぐに狂ってくるのか、単に自分がぼけてるだけなのか。感じとしては吹け上がりがスムースになり、4,000以上が軽く回るようになった、気がする。

いずれにせよ時間がないので、まだ日が射さないところは濡れている路面を気にしながら、宮ヶ瀬に向かう。と、途中バイクを押している青年を見かけた。宮ヶ瀬ダムの手前のコンビニで一服しコーヒーを飲むが、どうも気になるので、引き返すとまだ押していた。聞くと借り物のバイクで走ってて、ガス欠になったとのこと。この先にガソリンスタンドがあるらしいんで押していきます、と言うが、そんなGSはちょっと記憶にない。

ガスを移す容器がないんで、コンビニまで走りプラのコップを買ってもどると、リザーバータンクの切り替えを間違えてたとのことで、あっけなくエンジンが掛かった。大きなトラブルでなくてよかったけど、私の自由な時間はここでタイムアップ。

まぁ、いずれは自分に帰ってくるだろう、と言うことで気分は悪くないのだが、問題はただ一点、ヨメとの約束の時間が…。こんな時に限り渋滞にも巻かれ、大幅に遅れて帰り着くが、人助けだから仕方ない、との一言でお許しいただいた。別に助けてはないんだけどね。

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 今回は焦って出たので、携帯もカメラも忘れ、写真なし。ヨメの親戚から柿を送って来たのでその写真でも。9度山の柿らしいのだが、実に甘くて美味しい。ヨメは9度山の柿らしい味がする、と言うが、さすがにそこまでの区別は、私には無理かな。

 

 

ジユウな時間

金曜日に不覚にも熱を出してしまい、せっかくの秋晴れの週末も無駄にスルーしてしまった。

ムスメが幼稚園に通うようになって以来、やたらと風邪が我が家に蔓延するようになり、この季節、誰かしら体調を崩しているような気がする。今はムスメが横で鼻をズビズビ言わせながら寝ている。一方私は週末体調を崩し、週明け持ち直し、また週に後半に向けてズルズルと下り坂という感じ。

私にとって最も自由になる時間は、金曜の夜から週末の早朝。我が家のルールは、というか自主規制なのだが、週末誰よりも早く起きればそっとバイクに乗って出かけるも良し、ガレージでバイクいじりに没頭するのも良し。ただ、ムスメが起きてくるとその相手をしてやらないといけないので、お出かけも中止。夏場はヤツの目覚めるのが信じられないくらい早く、一方寒くなってくるとヤツの目覚めは遅くなってくるのだけど、夜明け明るくなるのも遅く、何より寒がりな私にはつらい季節になってくる。

また、最近は土曜の午前中は、整形外科にリハビリに通っているので、土曜もなかなか自由がきかず、ますます自由な時間が浸食されていく。

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週末気力も湧かず、体調もすぐれずゴロゴロと過ごす中、アマゾンから荷物が届いた。フェロードのFDB-2050P。

現状のブレーキシステムでは、急なブレーキでガツンと効きすぎ、へたったタイヤが負ける感じがして、急な飛び出しなんかの際にフロントタイヤが鳴ってヒヤッとしたこともある。路面が濡れてたら握りゴケだな、ゾッとする。効きが良い一方、ローターはガンガン削れ、偏摩耗に陥っている。

効き始めは多少犠牲にしてもいいので、もう少しコントローラブルかつローターへの攻撃性の低いパッドということで検討する中、フェロードのこのパッドが異様に安いのを発見。片側で2965円、両方合わせても想定していたパッドの片側分くらい。フェロードは随分昔使った覚えがあるけど、印象は悪くない。ガツンとは効かないけど、握ったら握っただけ効いてくる感じだったような。

また時間が空いた時に装着するとして、問題は偏摩耗したローター。どうするかまだ決めかねている。

どうせなら思い切った見直しもありかなぁ…。