TANDEM STEP

只今長期療養中です、復活までしばしお待ちを

ガバナースプリングの交換

今日は朝から良い天気でした。走りに行った方も多いんだろうなぁ。

私はヨメが風邪をひいたらしいので、近所のコンビニで お弁当を買って、近場の自然公園にムスメとお出かけ。カメラ片手に里山散策してきました。

帰って来たら3時前。 ムスメがうつらうつらしはじめたのをねらって、作業開始。イグニッショントリガーのガバナースプリングとOリングが届いたので、早速交換する。イグニッショントリガーは本来非分解品なんだけど、スプリングはOEM品(?)が英国のMoto-binsで購入可能で、国内ではMHRさんがヤフオクに出品されている。今回は急ぎたかったのと、他にまとめて買う物もなかったのでヤフオクで購入。

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こいつが問題のイグニッショントリガー、通称ビーン缶。肝心な分解方法は先人方がネットに公開されてるのでそちらに譲るとして、結構大変だというスプリングの掛け外しも、一番細い マイナスの精密ドライバーの先端を2mmくらい曲げて使うと、意外にすんなりいけた。

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バラして部品を確認、まずはスプリング。右が取り外したもので、左が新しく買ったもの。バネ部分が明らかに伸びている。

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ガバナーと接触する樹脂の部分も特に損傷は無し。左右で形状が違うのがちょっと気になるけど。

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もとどおり組み立てて、バイクに組み付ける。イグニッショントリガーを外した時にマジックでマーキングした位置に仮止めし、エンジンをかけると、いきなりSマークの位置にどんピシャ。そこでアクセルを開けていくと3,000rpm超えたあたりでZマーク。近所を気にしながらさらに開けると、一瞬超える方向にちょっと動いたものの、すぐに元の位置に戻り固定。バッチリです。

薄暗くなってきてたので、近所を軽くグルッと一回り。まずアイドリングが750位まで下がった、にもかかわらず、アイドリングが安定しててメーターのハリがぶれない。振動も減っている。走り出すと2,000から3,000rpmまでなめらかにすっと回転が上がり、トルクも増した感じ。一速ギヤが高めでも、開けていくと粘って付いていく。暖気が不十分なんで3,500以上に回転を上げず、試乗をすぐに終了した。

知らない間に随分と調子をくずしてたんだんだろうなぁ。たかがバネが1mm弱伸びたくらいで、こんなに差が出るとはね。

今日は肩の調子もさほど悪くないし、本格的に寒くなる前に、もう一度どこかに走りに行きたいなぁ。

 

 

 

 

 

Mr.June

Hello 

Just a quick one to let you know that …

突然舞い込んできた英語のメール。拙い語学力で読み進めると、どうやらこんな感じの文面。

「急ぎ知らせたいことがあるんじゃけど、あんたの写真が来年のカレンダーの一枚にえらばれたんで、xxポンドの商品券とお楽しみ袋を送るけぇ、楽しみにしちょってね」

普通に読むと非常に怪しいメールだけど、英国の某BMWパーツ屋さんが差し出し人となると、話が変わってくる。

このパーツ屋さん、ちょっと古い年式のBMW乗りなら、お世話になってる方が結構多いんじやないだろうか。皆さんにも来たと思うけど、ダイレクトメールで2017年カレンダー写真募集中!という案内が来たのが1ヶ月位前のこと。カレンダーでももらえればラッキー、くらいのつもりで写真をアップロードしてたのをすっかり忘れてた。

 商品券は少額なんだけど、次買うときの送料くらいにはなるか…ん!?

イグニッショントリガー…と悪魔が耳元で囁く。

欲しかったカメラが今日発表になったけど、想像以上に高くて断念したところ。

サイトで見ると電子制御(?)の豆の缶詰が日本円で2.5万円くらいか、カメラに比べれば十分の一のプライス。なんかすごく安く思えてきた。ヤバい、これはやっぱり罠だな、それも物凄く巧妙な。

ま、ホントにお楽しみ袋とやらが来てから悩むとしよう。

Mr.June、だそうだ。

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no motorcycle, no life

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(写真は本文内容とは関係ありません)

週末にバイクを押していたらフロントブレーキを引きずって、ヤな音をたてていた。

見るとブレーキパッドが末期的にすり減り、引きずっている。

私のR100は、R100Rなどに使われている異形4ポッドの純正キャリパーを流用している。

(ピッチが一緒だが、若干量、取付け部を切削して、ローターの芯を出している。)

パッドのローターへのあたり面が部分的なのもあるけど、海外の無名メタルパッドを利用したあたりから、ローターが異様に摩耗し、気付くとかなり極端な段差ができている。次のパッド交換時期にはローター込みで交換が必要だなぁ・・と思いつつ、見て見ぬふりをしていたら、パッドがついに使用限界を超えた模様。

オリジナルのブレーキの効きを思うと、今のキャリパー(&ニッシンのラジアルマスター)の効きからはもう後戻りできない。とはいえ新品のローターを2枚となると、かなりお高い様子。

さてどうしよう。

① 2枚とも新品に交換

② 車重も軽くなったことだし、いっそのことシングルローターにしてしまう。

③ 無難に中古の優良物件をあたる。

イグニッショントリガーで痛い目にあっただけに、中途半端に中古部品を流用したくないなぁ、と思いつつも、背に腹は代えられないのだよ。

まだタイヤ交換というビッグイベントも控えているし、任意保険だって更新しないといけない。

少なくとも次回のパッドはローターに優しい奴にしないとなぁ。

 

バイクの維持費を考えると、たまにレンタルで借りてツーリングを楽しむ方が、結果的にお得だよ」

と、友人のS君は言う。

だけど、それはその通りなのかもしれないけど、バイクを持っていることの精神的なプラス面ってやつもあるんだよ。

バイクの無い生活なんて・・・

たとえ乗れなくても・・・いやいや、乗れなきゃ意味ないだろ。

早く直さなきゃ・・な。

冬支度の前に〜Zマークが…

肩は痛いし、風邪ひいて鼻水が止まらんし、日本シリーズはよもやの4連敗。少々ヤサグレております。

バルブクリアランスの確認、オイル交換に続いて、点火タイミングを確認した。それなりに調子いいし、プラグの焼けも悪くない。アイドリングもキャブのO/Fを直して以来、随分安定するようになった。けどなんかちょっと違うような。以前は、えっ、これマルチ?と思うくらいリュリュリューっと吹け上がったような気がするし、アイドリングで同調とっていてももっとシビアに反応していたような。なんかガサツな回り方してるような気がする。

で、ふと思ったのが、しばらく点火タイミング見てなかったな、と。久しぶりに安物タイミングライトを引っ張り出し、ちょっと暖気したあとエンジン切って、右側のプラグコードに装着。

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まずアイドリング状態でタイミングホール(?)を覗くと「S」マークがくっきり。そこからじわっとアクセルを開けていくと、パタパタ漫画のように「Z」マークが登場。そこで、3,000飛ばして4,000〜5,000回転まで回して確認すると、一旦止まったはずのZマークがゆらゆら上の方にズレていく。

3,000回転で最大進角となり、その後固定となるはずが、回転を上げるにつれ進角が進む・・・というのは、R100では結構メジャーなトラブルのようで、ネットで見ても結構事例が上がっている。先人の方々の積み重ねがあるおかげで、私なんかでも30年近く古いモデルを維持できるわけで、まさに先人の方々さまさまである。

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原因はイグニッショントリガーユニットの場合が多いとのこと。写真の一番下にあるアルミの筒で、ビーン缶(豆の缶詰)とか、茶筒とか呼ばれている。内部のガバナスプリングが熱と、長期使用でへたり、制御が甘くなってくるらしい。以前、失火などのトラブルの時に中古で購入したトリガーユニットを、予備で持ち合わせていたので(結局その時はIgコイルが原因で、使わずじまいだった)、まずは交換してみた。左側が予備品。ついでにOリングも交換。

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予備のユニットに交換し、点火次期を合わせるがなかなかうまくいかない。やっとのことでアイドリングでSマークがあったので、そのまま回転を上げていくと、3,000回転でZマークにちょっと届かないくらい。そこでさらに回転を上げていくと、あっさりZマークを通り過ぎた。完動品との触れ込みで買ったものだが、こいつも外れだったらしい。ためしに乗ってみたが、振動が激しく、3,000以下でも調子悪い。

今後の対処方法

1. ガバナスプリングを交換する(本来、ユニット自体は非分解品だが、社外品でスプリングだけ購入できる。あとは自己責任で交換する。

2. スプリング交換で改善できなかったら、ユニット内のホールセンサー自体が壊れている可能性もある。ホールセンサ―単体でも購入は可能らしい。

3. ユニットごと電子式のものに付け替える。苦労している人も相当多いようで、ざっとネットをみただけで3,4種類見つかった。3-5万円くらい。

とりあえず先立つものがないんで、バネを買って付け替えてみて、どうしようもなかったら電子式に付け替えるということで。

ちょっと悔しかったので、外したスターターカバーの塗料をはいで、耐熱塗料で塗ってみた。ちょっとグレーっぽい艶消し黒で、周りと合わず、今一つの仕上がり。(焼却炉のような仕上り)。こちらも、また暇なときに半ツヤの耐ガソリン塗料でやり直しとうことで。

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冬に向けて積み残しの作業がどんどんたまっていく・・・。

 

 

冬支度の前に〜オイル交換

次はオイル交換。暖気のためにご近所をぐるりと6㎞程走行するが、やっぱり手はビリビリしびれている。痛みがないのが救いなのだが、これは結構長引くかも・・・。

オイル交換は3,000Kmに1回、フィルターはオイル交換2回に1回交換するようにしているが、最近は乗る機会がめっきり減り、距離も進まないので、季節の変わり目、特に秋には必ず交換するようにしている。前回オイル交換してから2,800kmちょっと、ちょっと早いけどモタモタしてると冬になってしまう。

オイルは20W-50が指定で、鉱物油か合成油かは見解が分かれるところ。合成油だと古い空冷エンジンはオイル漏れを起こすので鉱物油でなければだめ、という人もいれば、最近の合成油は性能が上がっているので、当然チョイスすべきという人もいる。

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私はここ数回、写真のバルボリンの鉱物油(20W-50)を入れている。別にこだわりがあるわけでなく、単純に近所のホームセンターで安定かつ安く入手できるから(約800円/L)。湿式クラッチ車には使っちゃダメということだけど、うちのバイク湿式でないので問題なし。これまで特に問題は出ていない。

今回はついでにフィルターも交換する。フィルターも取り付けには、頭を悩まされる。

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オイルクーラーの有無で仕様が異なるうえ、2個への分割式とそうでないタイプもある。おまけにあらゆるタイプに対応させるためにか、ガスケット、O-リングが複数ついていて、どれを使っていいのだか、これも悩ましい。ネットやパーツリスト、マニュアルを見た結果、私のR100(モノレバー)と同年式のモデルは、紙のガスケットは使わず、一番大きいO-リングと角断面のO-リングだけを使うのが正解のようだ(多分)。全部乗せだと圧力が下がって重大な支障をきたす、という記述をしているところがあれば、ショップによれば、ツインサス時代から基本設計は変わらないのだから使うガスケットも変わらない、当然、全部乗せ!というところもある。まぁ、ショップにお任せせず自分でする場合は、たとえオイル交換でも自己責任ってやつなんだろう。

手順は先人の方々が公開されてるので省略。以下覚書。ブリードボルトをサーモスタット下端のネジの代わりにねじ込むのを忘れないこと。これでオイルクーラー内のオイルが排出できる。

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あと、オイル交換後、ここでもプラグキャップに捨てプラグをつけ、オイルが回る呪文を唱えセルを断続的に回す。メーターの赤いオイルランプが消えたら終了。あとはエンジンをかけてちょっと暖機した後オイル量を確認。あとオイルクーラーを触って、暖まっていたら、ブリードボルトを抜いて、元のM6ネジに付け替える。

さて次の作業は…。

( さらに続く)

 

冬支度の前に

9月の中頃から時々右手に痺れを感じていたのが、この2週間特に右肩から手先までの痺れがひどくなり、ちょうど正座のあとの足みたいにビリビリする。流石にまずいなと思い、先週末に近所の整形外科で診断してもらいレントゲンを撮ったところ、上から何番目かの頚椎の間が詰まっていて神経を圧迫してるんではないかとのこと。実は4,5年前にも同様な症状が出ていて、その時は左側の肩から手にかけて激痛で肩が上がらなかった。その時よりは症状も軽く、当面定期的にホットパックと牽引でリハビリしましょうということになった。

今朝は朝から良い天気で、絶好のツーリング日和だったが、そんなこともありバイクに乗るのを自粛してメンテをすることにした。

まずはバルブクリアランスの確認。

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左側はIN側、EX側ともに規定値通り。右側は、EX側が規定よりもやや広がっていたのでスラスト側のクリアランスと合わせて詰めた。プラグキャップを外し捨てプラグをつけ、シリンダーフィンにリークさせてセルをちょっと回す。

オイルが回るように、のおまじないである(長くなりそうなので続く)。

SPEED AND STRENGTH

10月の3連休のツーリングの最終日、日没前に帰れるかと思ってたが、中央道でお約束の渋滞。すりぬけもつらいので相模湖ICで下りて、20号で八王子方面に抜けようとしたところ、峠を越えて高尾山IC手前くらいで渋滞。誰もが考えることは一緒だなと思いつつ、信号で止まってヘルメットのシールドを開けた瞬間、片方が外れてぶらついた状態になった。道路脇にバイクを寄せて確認するとネジが飛んだらしい。幸い自宅まであと10数kmだったので、そのままで走行し無事帰着。

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その後忙しくてバイクに乗る暇もなく放置していたのだが、改めて確認するとシールドを固定する部品のネジが緩んで落ちたらしい。超低頭のM4ネジとまたややこしいネジだなぁ、と思ったものの、近所のホームセンターに似たサイズのものがあったので(ただし銀色)、締め込んで頭を黒色にタッチアップして、無事補修完了。

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私が今メインで使っているヘルメットは、SPEED AND STRENGTHという米国のアパレルメーカーのSS1600というモデルで、メリケンオンラインさんで購入したもの。http://www.meryken.com/index.html

もともとヘルメットはarai派で、ラパイド系をずっと使って来た。ただ、今回はインナーバイザーを使って見たかったのと帽体のデザインが気に入ったので選択した。何より値段が安く、現時点で2万円ちょっと、SHOEIで考えていたモデルの半額以下。失敗したら買い替えたら良いという感じ。

感想は作りも悪くないし個人的には満足してる。ただ、海外モデルはサイズ選択が難しいと思う。特に今回のように通販だと試着ができないし。(メリケンオンラインさんはサイズ変更も受け付けてくれるけど。)日本人の幅広、平たい頭蓋骨に対して、欧米人はやっぱり縦長なんですね。ARAIではLサイズを使ってたが、ワンサイズ大きいXLでは前後に余裕があるものの、耳の上から後ろあたりの側頭部がかなりきつめ。頭の形によっては、2サイズ大きめでも良いかも。確かに前面からは細めで、サイドから見ると長い形の方が格好良いんだけど。SHOEIよりARAIの形が好きな人には良いかも。

個人的には気に入ってるけど、ヨメには不評で、「子供っぽくない?」とのこと。

次はBELLのbullittあたり買おうかなぁ。