自由な時間の過ごし方
好天気の週末が続いている。土曜はうちのムスメが幼稚園の遠足だった。朝、幼稚園まで連れて行き、午後迎えに行くのが私のミッション。あと(別に付け加えるわけでないが)ヨメと、昼食は久しぶりに二人で外食しようかと約束した。従って10時半から12時半まではフリータイム。たった2時間ながら、誰に気兼ねすることもない自由な時間だ。
用意を手早く済ませ、まずは10㎞先の何時もの公園へ向かう。ダム脇の小さな観光公園で、自宅からスタートしてちょうどこのあたりで暖機も終わり、700-800rpmの回転数も1,000程度に落ち着き安定する。いつもは早朝なので利用客もいなくて気兼ねすることないし、圏央道のICも近くにあるので、ちょっと走りに行ったり、知人との待ち合わせの起点などに使っている。土曜は時間も11時前ということもあって、駐車場はほぼ埋まっており、あたりの目も気になったが、なるべくバイクが水平になる位置を選び停車。
先週Igトリガーのバネを交換して、点火タイミングを変更したので、手早く同調をとる。アイドリングも低めだったので1,000rpmに合わせ、再スタート。同調とった後って、いつもなんて乗りやすいんだ、と感動するんだけど、ものの10分もするとすぐに慣れてこんなもんだったかなぁと思う。同調が取り切れてないのか、すぐに狂ってくるのか、単に自分がぼけてるだけなのか。感じとしては吹け上がりがスムースになり、4,000以上が軽く回るようになった、気がする。
いずれにせよ時間がないので、まだ日が射さないところは濡れている路面を気にしながら、宮ヶ瀬に向かう。と、途中バイクを押している青年を見かけた。宮ヶ瀬ダムの手前のコンビニで一服しコーヒーを飲むが、どうも気になるので、引き返すとまだ押していた。聞くと借り物のバイクで走ってて、ガス欠になったとのこと。この先にガソリンスタンドがあるらしいんで押していきます、と言うが、そんなGSはちょっと記憶にない。
ガスを移す容器がないんで、コンビニまで走りプラのコップを買ってもどると、リザーバータンクの切り替えを間違えてたとのことで、あっけなくエンジンが掛かった。大きなトラブルでなくてよかったけど、私の自由な時間はここでタイムアップ。
まぁ、いずれは自分に帰ってくるだろう、と言うことで気分は悪くないのだが、問題はただ一点、ヨメとの約束の時間が…。こんな時に限り渋滞にも巻かれ、大幅に遅れて帰り着くが、人助けだから仕方ない、との一言でお許しいただいた。別に助けてはないんだけどね。
今回は焦って出たので、携帯もカメラも忘れ、写真なし。ヨメの親戚から柿を送って来たのでその写真でも。9度山の柿らしいのだが、実に甘くて美味しい。ヨメは9度山の柿らしい味がする、と言うが、さすがにそこまでの区別は、私には無理かな。
ジユウな時間
金曜日に不覚にも熱を出してしまい、せっかくの秋晴れの週末も無駄にスルーしてしまった。
ムスメが幼稚園に通うようになって以来、やたらと風邪が我が家に蔓延するようになり、この季節、誰かしら体調を崩しているような気がする。今はムスメが横で鼻をズビズビ言わせながら寝ている。一方私は週末体調を崩し、週明け持ち直し、また週に後半に向けてズルズルと下り坂という感じ。
私にとって最も自由になる時間は、金曜の夜から週末の早朝。我が家のルールは、というか自主規制なのだが、週末誰よりも早く起きればそっとバイクに乗って出かけるも良し、ガレージでバイクいじりに没頭するのも良し。ただ、ムスメが起きてくるとその相手をしてやらないといけないので、お出かけも中止。夏場はヤツの目覚めるのが信じられないくらい早く、一方寒くなってくるとヤツの目覚めは遅くなってくるのだけど、夜明け明るくなるのも遅く、何より寒がりな私にはつらい季節になってくる。
また、最近は土曜の午前中は、整形外科にリハビリに通っているので、土曜もなかなか自由がきかず、ますます自由な時間が浸食されていく。
週末気力も湧かず、体調もすぐれずゴロゴロと過ごす中、アマゾンから荷物が届いた。フェロードのFDB-2050P。
現状のブレーキシステムでは、急なブレーキでガツンと効きすぎ、へたったタイヤが負ける感じがして、急な飛び出しなんかの際にフロントタイヤが鳴ってヒヤッとしたこともある。路面が濡れてたら握りゴケだな、ゾッとする。効きが良い一方、ローターはガンガン削れ、偏摩耗に陥っている。
効き始めは多少犠牲にしてもいいので、もう少しコントローラブルかつローターへの攻撃性の低いパッドということで検討する中、フェロードのこのパッドが異様に安いのを発見。片側で2965円、両方合わせても想定していたパッドの片側分くらい。フェロードは随分昔使った覚えがあるけど、印象は悪くない。ガツンとは効かないけど、握ったら握っただけ効いてくる感じだったような。
また時間が空いた時に装着するとして、問題は偏摩耗したローター。どうするかまだ決めかねている。
どうせなら思い切った見直しもありかなぁ…。
ガバナースプリングの交換
今日は朝から良い天気でした。走りに行った方も多いんだろうなぁ。
私はヨメが風邪をひいたらしいので、近所のコンビニで お弁当を買って、近場の自然公園にムスメとお出かけ。カメラ片手に里山散策してきました。
帰って来たら3時前。 ムスメがうつらうつらしはじめたのをねらって、作業開始。イグニッショントリガーのガバナースプリングとOリングが届いたので、早速交換する。イグニッショントリガーは本来非分解品なんだけど、スプリングはOEM品(?)が英国のMoto-binsで購入可能で、国内ではMHRさんがヤフオクに出品されている。今回は急ぎたかったのと、他にまとめて買う物もなかったのでヤフオクで購入。
こいつが問題のイグニッショントリガー、通称ビーン缶。肝心な分解方法は先人方がネットに公開されてるのでそちらに譲るとして、結構大変だというスプリングの掛け外しも、一番細い マイナスの精密ドライバーの先端を2mmくらい曲げて使うと、意外にすんなりいけた。
バラして部品を確認、まずはスプリング。右が取り外したもので、左が新しく買ったもの。バネ部分が明らかに伸びている。
ガバナーと接触する樹脂の部分も特に損傷は無し。左右で形状が違うのがちょっと気になるけど。
もとどおり組み立てて、バイクに組み付ける。イグニッショントリガーを外した時にマジックでマーキングした位置に仮止めし、エンジンをかけると、いきなりSマークの位置にどんピシャ。そこでアクセルを開けていくと3,000rpm超えたあたりでZマーク。近所を気にしながらさらに開けると、一瞬超える方向にちょっと動いたものの、すぐに元の位置に戻り固定。バッチリです。
薄暗くなってきてたので、近所を軽くグルッと一回り。まずアイドリングが750位まで下がった、にもかかわらず、アイドリングが安定しててメーターのハリがぶれない。振動も減っている。走り出すと2,000から3,000rpmまでなめらかにすっと回転が上がり、トルクも増した感じ。一速ギヤが高めでも、開けていくと粘って付いていく。暖気が不十分なんで3,500以上に回転を上げず、試乗をすぐに終了した。
知らない間に随分と調子をくずしてたんだんだろうなぁ。たかがバネが1mm弱伸びたくらいで、こんなに差が出るとはね。
今日は肩の調子もさほど悪くないし、本格的に寒くなる前に、もう一度どこかに走りに行きたいなぁ。
Mr.June
Hello
Just a quick one to let you know that …
突然舞い込んできた英語のメール。拙い語学力で読み進めると、どうやらこんな感じの文面。
「急ぎ知らせたいことがあるんじゃけど、あんたの写真が来年のカレンダーの一枚にえらばれたんで、xxポンドの商品券とお楽しみ袋を送るけぇ、楽しみにしちょってね」
普通に読むと非常に怪しいメールだけど、英国の某BMWパーツ屋さんが差し出し人となると、話が変わってくる。
このパーツ屋さん、ちょっと古い年式のBMW乗りなら、お世話になってる方が結構多いんじやないだろうか。皆さんにも来たと思うけど、ダイレクトメールで2017年カレンダー写真募集中!という案内が来たのが1ヶ月位前のこと。カレンダーでももらえればラッキー、くらいのつもりで写真をアップロードしてたのをすっかり忘れてた。
商品券は少額なんだけど、次買うときの送料くらいにはなるか…ん!?
イグニッショントリガー…と悪魔が耳元で囁く。
欲しかったカメラが今日発表になったけど、想像以上に高くて断念したところ。
サイトで見ると電子制御(?)の豆の缶詰が日本円で2.5万円くらいか、カメラに比べれば十分の一のプライス。なんかすごく安く思えてきた。ヤバい、これはやっぱり罠だな、それも物凄く巧妙な。
ま、ホントにお楽しみ袋とやらが来てから悩むとしよう。
Mr.June、だそうだ。
no motorcycle, no life
(写真は本文内容とは関係ありません)
週末にバイクを押していたらフロントブレーキを引きずって、ヤな音をたてていた。
見るとブレーキパッドが末期的にすり減り、引きずっている。
私のR100は、R100Rなどに使われている異形4ポッドの純正キャリパーを流用している。
(ピッチが一緒だが、若干量、取付け部を切削して、ローターの芯を出している。)
パッドのローターへのあたり面が部分的なのもあるけど、海外の無名メタルパッドを利用したあたりから、ローターが異様に摩耗し、気付くとかなり極端な段差ができている。次のパッド交換時期にはローター込みで交換が必要だなぁ・・と思いつつ、見て見ぬふりをしていたら、パッドがついに使用限界を超えた模様。
オリジナルのブレーキの効きを思うと、今のキャリパー(&ニッシンのラジアルマスター)の効きからはもう後戻りできない。とはいえ新品のローターを2枚となると、かなりお高い様子。
さてどうしよう。
① 2枚とも新品に交換
② 車重も軽くなったことだし、いっそのことシングルローターにしてしまう。
③ 無難に中古の優良物件をあたる。
イグニッショントリガーで痛い目にあっただけに、中途半端に中古部品を流用したくないなぁ、と思いつつも、背に腹は代えられないのだよ。
まだタイヤ交換というビッグイベントも控えているし、任意保険だって更新しないといけない。
少なくとも次回のパッドはローターに優しい奴にしないとなぁ。
「バイクの維持費を考えると、たまにレンタルで借りてツーリングを楽しむ方が、結果的にお得だよ」
と、友人のS君は言う。
だけど、それはその通りなのかもしれないけど、バイクを持っていることの精神的なプラス面ってやつもあるんだよ。
バイクの無い生活なんて・・・
たとえ乗れなくても・・・いやいや、乗れなきゃ意味ないだろ。
早く直さなきゃ・・な。
冬支度の前に〜Zマークが…
肩は痛いし、風邪ひいて鼻水が止まらんし、日本シリーズはよもやの4連敗。少々ヤサグレております。
バルブクリアランスの確認、オイル交換に続いて、点火タイミングを確認した。それなりに調子いいし、プラグの焼けも悪くない。アイドリングもキャブのO/Fを直して以来、随分安定するようになった。けどなんかちょっと違うような。以前は、えっ、これマルチ?と思うくらいリュリュリューっと吹け上がったような気がするし、アイドリングで同調とっていてももっとシビアに反応していたような。なんかガサツな回り方してるような気がする。
で、ふと思ったのが、しばらく点火タイミング見てなかったな、と。久しぶりに安物タイミングライトを引っ張り出し、ちょっと暖気したあとエンジン切って、右側のプラグコードに装着。
まずアイドリング状態でタイミングホール(?)を覗くと「S」マークがくっきり。そこからじわっとアクセルを開けていくと、パタパタ漫画のように「Z」マークが登場。そこで、3,000飛ばして4,000〜5,000回転まで回して確認すると、一旦止まったはずのZマークがゆらゆら上の方にズレていく。
3,000回転で最大進角となり、その後固定となるはずが、回転を上げるにつれ進角が進む・・・というのは、R100では結構メジャーなトラブルのようで、ネットで見ても結構事例が上がっている。先人の方々の積み重ねがあるおかげで、私なんかでも30年近く古いモデルを維持できるわけで、まさに先人の方々さまさまである。
原因はイグニッショントリガーユニットの場合が多いとのこと。写真の一番下にあるアルミの筒で、ビーン缶(豆の缶詰)とか、茶筒とか呼ばれている。内部のガバナスプリングが熱と、長期使用でへたり、制御が甘くなってくるらしい。以前、失火などのトラブルの時に中古で購入したトリガーユニットを、予備で持ち合わせていたので(結局その時はIgコイルが原因で、使わずじまいだった)、まずは交換してみた。左側が予備品。ついでにOリングも交換。
予備のユニットに交換し、点火次期を合わせるがなかなかうまくいかない。やっとのことでアイドリングでSマークがあったので、そのまま回転を上げていくと、3,000回転でZマークにちょっと届かないくらい。そこでさらに回転を上げていくと、あっさりZマークを通り過ぎた。完動品との触れ込みで買ったものだが、こいつも外れだったらしい。ためしに乗ってみたが、振動が激しく、3,000以下でも調子悪い。
今後の対処方法
1. ガバナスプリングを交換する(本来、ユニット自体は非分解品だが、社外品でスプリングだけ購入できる。あとは自己責任で交換する。
2. スプリング交換で改善できなかったら、ユニット内のホールセンサー自体が壊れている可能性もある。ホールセンサ―単体でも購入は可能らしい。
3. ユニットごと電子式のものに付け替える。苦労している人も相当多いようで、ざっとネットをみただけで3,4種類見つかった。3-5万円くらい。
とりあえず先立つものがないんで、バネを買って付け替えてみて、どうしようもなかったら電子式に付け替えるということで。
ちょっと悔しかったので、外したスターターカバーの塗料をはいで、耐熱塗料で塗ってみた。ちょっとグレーっぽい艶消し黒で、周りと合わず、今一つの仕上がり。(焼却炉のような仕上り)。こちらも、また暇なときに半ツヤの耐ガソリン塗料でやり直しとうことで。
冬に向けて積み残しの作業がどんどんたまっていく・・・。
冬支度の前に〜オイル交換
次はオイル交換。暖気のためにご近所をぐるりと6㎞程走行するが、やっぱり手はビリビリしびれている。痛みがないのが救いなのだが、これは結構長引くかも・・・。
オイル交換は3,000Kmに1回、フィルターはオイル交換2回に1回交換するようにしているが、最近は乗る機会がめっきり減り、距離も進まないので、季節の変わり目、特に秋には必ず交換するようにしている。前回オイル交換してから2,800kmちょっと、ちょっと早いけどモタモタしてると冬になってしまう。
オイルは20W-50が指定で、鉱物油か合成油かは見解が分かれるところ。合成油だと古い空冷エンジンはオイル漏れを起こすので鉱物油でなければだめ、という人もいれば、最近の合成油は性能が上がっているので、当然チョイスすべきという人もいる。
私はここ数回、写真のバルボリンの鉱物油(20W-50)を入れている。別にこだわりがあるわけでなく、単純に近所のホームセンターで安定かつ安く入手できるから(約800円/L)。湿式クラッチ車には使っちゃダメということだけど、うちのバイク湿式でないので問題なし。これまで特に問題は出ていない。
今回はついでにフィルターも交換する。フィルターも取り付けには、頭を悩まされる。
オイルクーラーの有無で仕様が異なるうえ、2個への分割式とそうでないタイプもある。おまけにあらゆるタイプに対応させるためにか、ガスケット、O-リングが複数ついていて、どれを使っていいのだか、これも悩ましい。ネットやパーツリスト、マニュアルを見た結果、私のR100(モノレバー)と同年式のモデルは、紙のガスケットは使わず、一番大きいO-リングと角断面のO-リングだけを使うのが正解のようだ(多分)。全部乗せだと圧力が下がって重大な支障をきたす、という記述をしているところがあれば、ショップによれば、ツインサス時代から基本設計は変わらないのだから使うガスケットも変わらない、当然、全部乗せ!というところもある。まぁ、ショップにお任せせず自分でする場合は、たとえオイル交換でも自己責任ってやつなんだろう。
手順は先人の方々が公開されてるので省略。以下覚書。ブリードボルトをサーモスタット下端のネジの代わりにねじ込むのを忘れないこと。これでオイルクーラー内のオイルが排出できる。
あと、オイル交換後、ここでもプラグキャップに捨てプラグをつけ、オイルが回る呪文を唱えセルを断続的に回す。メーターの赤いオイルランプが消えたら終了。あとはエンジンをかけてちょっと暖機した後オイル量を確認。あとオイルクーラーを触って、暖まっていたら、ブリードボルトを抜いて、元のM6ネジに付け替える。
さて次の作業は…。
( さらに続く)