TANDEM STEP

只今長期療養中です、復活までしばしお待ちを

キャブセッティング、その後

コレ、やっと入手しました。

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0.5㎜厚と0.3㎜厚のワッシャーなので、1/2段と1/3段くらいに相当するんだろうか。ホームセンターなどで売っているワッシャーを流用するにも内径3㎜以上というのは結構あるが、加えて外形6㎜以下となると、なかなか見つからない。

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キャブのセッティングについては、パワフィルター仕様にして以来、迷走しまくっている。ちょっと良くなってきたかと思うと、翌週にはまるっきり印象が違うという感じで、正直よくわからなくなってきた。

 現状は、1カ月くらい前から少しずつMJを絞り、結局エアクリーナーボックスを外す前と同じ#195まで絞っている。RAM AIR に換えてからPJが1サイズ(#2.5↑)上がり、ニードルはクリップ段の調整幅内で濃い方向に、MJは結局変わらず、もう1サイズくらい薄い方向に絞れそう?

パワフィルターって相当濃くしないといけないのでは…という先入観があったので、もしやと思いエアフィルターを洗浄してみたが変わらない。キャブ+パワーフィルターと言っても、意外にエアの吸入量は増えてないのかもしれない。

先日のツーリングでの燃費は高速で19km/Lちょっと、下道は17㎞/Lちょっとくらい。ノーマルよりちょっと悪いくらいなんで、もう少し改善の余地はありそうだが、アクセルのツキもプラグの焼けも悪くないので、大きく外していないとは思う。ただ、MJを絞るに従って、アクセル全閉から開け初めのところでスポット的にパワーが落ち込むような気がしてきた。回るけどパワー感に欠ける感じだ。

以前、海外のVMキャブの掲示板で、それが加速ポンプのついていないキャブの欠点だ、みたいなことが書かれていたことを思い出した。エアスクリューを絞って濃くしてみたが、プラグの周辺部がすすけるだけで、肝心のスポットは改善しなかった。JNのクリップを1段落とすと、パワー感は増したもののプラグの外周部がもっと黒くすすけた。ちょっと濃い方向に行き過ぎたのか?そこで冒頭のシム購入に至ったわけ。

こんなの手慣れた人ならパパッとあわせちゃうんだろうなぁ。少々私の手に余るので、本当はエアクリーナーボックスはあったほうがいいのかもしれないが、今さら戻すのはもっとめんどくさい。そんなこと言いだすと、じゃぁキャブもノーマルの方がいいんじゃない?・・・となりかねないものね。

所詮バイクの素人いじりなんて自己満足で、時間+金の消耗戦なのだ。ただ、苦労した分、引き換えに得られるわずかな達成感が脳を妙にくすぐって、じわじわとまたバイクライフが続いていくんだと思うけど、どうだろう。

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朝駆けとカラータイマー

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週末の早朝、お約束の朝駆けに行ってきた。土曜が道の駅道志まで約100km。そして今日はいつもの公園で簡単にキャブの同調をとったりしてたので、上野原あたりの山の中をウロウロと約60km。

元々20年近く前、夏の暑さと渋滞を避けて早朝に山の中に走り行った時に、連れが「朝駆け」と呼んでたのが始まり。今では走る場所も目的も違うが、ルールは二つ。早朝に早起きし、家族が起きだす前に出発すること。そして、娘がプリキュア(女の子に絶大な人気を誇るアニメ)を見終わる9時頃には帰り、娘と一緒に朝食を食べること。特に破ったからといってどうなるという訳ではないが、守っている限りは、今のところ嫁から文句を言われることもなく黙認されている。

前置きが長くなったが、この週末は天気も良く気持ちの良い朝だった。一年で一番いい季節かもね。

暑すぎず寒すぎず、光線と新緑が気持ちいい。これがもう少ししたら梅雨入りしてジメジメしてくるし、梅雨が明ければ早朝といえど暑くなり、バイクも乗り手もダレて来る。

いつもは、一度走り始めると、めんどくさくて中々止まらないのだが、今日は小まめに止まって写真を撮り、プチツーリング気分を味わった。

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この辺り、木の高い辺りで白い蝶が乱舞していた。カメラのレンズが45mmの単焦点なので、残念ながら届かなかった。

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山中で突如巨大な唐辛子のモニュメント。止まってみるとキムチ屋だったが、当然この時間は開いていない。

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今度は英国旗。覗き込むと所狭しと並べられたオールドミニ。修理屋?販売?

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昔乗っていたセローなら迷わず直進するところだが、このバイクでは残念ながら道なりに右折する。

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このあと道志ダムを抜け、道志道に合流。トリップでは40kmちょっと。ちょっと走り足りない気分で、よっぽど宮ヶ瀬ダム方向への分岐を右折したかったけど、ここで曲がるとタイムオーバーになってしまう。その後はいつもの道を通り9時に帰着。そして朝食。

日曜はこれから始まるのだが、気分的にはもう週末が終わった気分。

どこか遠くに行きたいなぁ

 

 

 

 

 

ブリーザーホース取り回し

先週末のこと、ツーリングの片付けをしていると、えらくブリーザーパイプ周辺にオイルが飛び散り汚れている。見るとブリーザーパイプに亀裂が入り、オイルを撒き散らしていたようだ。

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ホースに古いものを流用し、しかも無理な取り回しをしているので亀裂が入ったようだ。手持ちのシリコンホースやゴムホースだとおれ曲がって流路がふさがるので、近所のホームセンターで耐圧、耐油ホースを購入し、取り回しを変更して急場をしのいだ。

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本当はオイルキャッチタンクの位置を変えるなど、根本的に見直さないとダメななんだろうなぁ。

 

 

 

 

リターンライダー(長文注意)

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バイクに乗り始めて三十年以上経つ。いろんな趣味に手を出したが、結局長続きしているのはバイクだけだ。よくもまぁ飽きずに乗っていられると思うが、今だにエンジンをかけて走り出すと気分が高揚し、わけのわからないことを叫んで心の奥底にある感情を吐き出したくなる。そこで勢いに任せてガバッとアクセルを開けないだけの分別はついたが...。(失うものが増えてリミッターが掛かったのかもしれないし、長く乗って自分のセンスの無さを思い知らされ自制が効いてるってのもある)。

バイクは最終的には1人で乗るものだと思っている。走りに行くのも1人で出かけることが多い。それでも年に何回かは何台かで連れ立って走りに行くし、こんなところが壊れたとか、こんなところをいじったとか、この四半世紀、同じような内容の会話を延々繰り返している。それでも飽きないし、楽しい。周りにそういうドレンボルトが少々ゆるみ気味の同世代の友人、知人がいたのも、長く乗り続けてこれた理由の一つかもしれない。

最近、高速道路のSAや道の駅に立ち寄ると、自分と同じか少し上の世代のライダーを多く見かける。みな笑顔で、実に楽しそうだ。一方でリターンライダーの事故が増えているらしく、中高年ライダーの事故に関する報道も良く目にするようになった。先週行ったツーリングでも、道中、フロント周りが大破し、現場検証をされているバイクを見た。自分が教習所で乗り、当時でも古式だったモデルがピカピカにレストアされたものだった。ライダーはいなかったが、何となく同じ世代のリターンライダーを想像した。

私自身、仕事の都合で海外に何年か行っていたこともあり、しばらくバイクに乗らない時期があったリターンライダーの一人だ。久々にバイクにまたがった時は、思うように操れず恐怖感すら感じた。最近になって、ようやくドキドキせずにバイクに乗れるようになってきたが、自分のイメージと、思うように操れないギャップに、時々いらっとするし、我ながら危ネェなぁと思うことも多々ある。それでも、リターンライダーの事故に対する報道の裏には、いい年をした大人が、とか、バイクは危険だ…という型にはまった臭いを感じて、多少反発する気持ちを感じて複雑な気分になる。
バイクが危ないのはわかっている。でも、一度、バイクに乗ったことのあるやつなら絶対感じたことのある(と思う)、バイクにまたがった時の高揚感を思うと、バイクにまた乗りたいという人に対して、ネガティブなことは言いたくないし、やめとけ、などという上から目線っぽい言葉は絶対吐きたくない。

先日、会社の先輩A氏が、突然バイクに乗りたいと言い出した。それこそ四半世紀以上の付き合いだが、これまでバイクのバの字も聞いたことがない。聞くと高校の時に免許を取ったが、それ以来バイクに乗ったことが無いとのこと。これをリターンライダーと呼ぶかどうかは別として、免許歴では大先輩になるのかな。早速土曜の午後、先輩A氏と中古車の量販店に10数年ぶりにバイクを見に行った。僕がバイクを乗り始めた頃のバイクから、最近のスーパースポーツまで、実に多種多様なバイクがあって、ちょっと驚いた。昔はもっとバイクの流行り廃りがあって、中古車を見に行くと、中古車屋にもその時々のカラーがあったような感じがしたのだが。先輩A氏の希望車種はアメリカンか、ビッグスクーターだそうだ。個人的にそちら方面の興味はこれまで全くなくてコメントできなかったので、ただ一緒にたくさんのバイクを見て楽しんだ。先輩A氏はいろいろな種類のバイクを見て、思うところもあったようだが、どうなることやら。

最近ネットでブログを始めたこともあって、様々な人のブログを見るようになった。生活の一部としてバイクに乗っている人、ロングツーリングに行きまくっている人、写真を撮って季節の風景を切り取っている人、マニアックにバイクをいじり倒している人…等々、同じバイク乗りでも実にいろんな楽しみ方があるなぁと改めて思う。先輩A氏が本当にバイクに乗ることになったら、(月並みだが)自分なりのバイクとの付き合い方を早く見つけて、バイクライフを楽しんで欲しいと思う。そして私自身は、多少ドレンボルトの緩んだ仲間として、その様子を無責任に眺めて楽しみたいと思う。
でも、アメリカンか、ビッグスクーターってのはないなぁ・・・。

#アメリカンやビッグスクーターに乗っている方々、ごめん。これは単なる私の趣味の問題です。
##あ、でもハーレーのスポーツスターは、ちょっと興味ある。あれをアメリカンと呼ぶかどうかは議論は分かれると思うけど。ハーレーはハーレーであって、バイクではないっていう人もいるし。

 

タイヤ(TT100GP)の感想

約1000km走った後の感想。やはり新品のタイヤはいい。ブレーキ一つとっても気持ち的な要因がいかに大きいかを、今回のツーリングで思い知った。恐る恐るかけていたフロントブレーキも躊躇なくかけれるようになったし、コーナー中で引きずるようなかけ方だって怖くない。まぁ、もともとついていたタイヤが、相当硬化していたこともあって単純な比較はできないし、どんなタイヤでも同様に思ったかも。

TT100GPは私が若い頃に、既にクラシックなイメージで、その後コンパウンドが変更されたとは聞いていたけど、そのパターンから構えて入っていたのも事実。実際履いてみたイメージは至ってニュートラル。ほとんど土にかえりつつあるようなガれた道も、ガンガン入っていけるし、私のレベルではちょっとしたワインディングだって問題なし、とほとんどオールラウンダーなTT100GPなんだけど、唯一の弱点は縦筋の入った路面。どうもハンドルが取られ、ゆらゆらして怖い。今回似たようなパターンのタイヤを履いているGB400のツレも、同じようなことを言っていたので、縦溝の入ったタイヤは共通して苦手なのかも。ドライだとまだいいけど、雨なんか最悪だろうなぁ。

ロングツーリング以外、そうそう雨の中を走ることも無いとは思うけど、気をつけないとね。

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ミッションオイルの交換

先週のツーリングの後半、ややミッションの入りが渋く感じたので、ミッションオイルの交換をした。R100はエンジンとギヤボックスのオイルは別々で、さらにシャフトにファイナルと、フルで交換すると全部で4箇所交換しないといけない。エンジンオイルは前回交換してまだ2000km程度なので今回はパス。一方ミッションオイルは前回交換してから6500km。頃合いといえば頃合いか。

必要なオイル量はミッション(ギヤボックス)800ml、シャフトが150ml、ファイナルが350mlで、合計1300ml。実に中途半端、しかもそれぞれにドレンとフィラーボルトが存在するので、ワッシャーも8枚必要になる。今回用意したオイルはコレ。

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 MOTOREX HYPOID GEAR OIL 80W-90、左側は前回まで入れていたバルボリンのギアオイル。選択した理由は単純、よく行く用品屋にMOTOREXとREVTECHしかなかったから。バルボリンは、容器の形状がオイルを注入するのにちょうど良くて気に入ってたんだけど、無いもんは仕方ない。今回は容器のみ再利用。そして、ワッシャー類。

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前回の交換時に、買い忘れていて慌てて近所のホームセンターで買い揃えたので、材質もサイズもバラバラ。今回は、あらかじめサイズがわかっているので、お揃いのアルミ製で揃えてみた(自己満足)。

オイルを抜いてみると、ミッションオイルはまだ結構綺麗だったが、シャフトオイルが少し乳化してカフェオレ状態。この状態で引っ張らなくてよかった。

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オイル交換を終えたところで、本日の作業は終了。午後からは用事があって試乗は無理だったので、明日の朝は走りに行きたいなぁ。

 

 

 

オヤジツーリングの醍醐味は…。

今回宿泊したのは奥飛騨温泉郷福地温泉の旅館 元湯 孫九郎。

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中の写真がお見せできないのが残念だが、なかなか風情のある露天風呂で、源泉かけ流し、24時間入浴可なのがポイント。星空の下で入る露天風呂は格別だった。

御嶽から奥飛騨のあたりは東京よりも季節を1カ月くらい巻き戻した感じで、まだ八重桜や春の花が随所に残っていた。朝方、宿の付近を散策したが、新緑や雪解け水で増水した川もきれいで是非今度は家族連れで来てみたいと思わせる風情だった(罪滅ぼしで...?)。

さて二日目のコースは以下の通り。

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初日にめぼしいところは回る(予定だった)ので、軽めの、移動に力点を置いたコースのつもりだったが、2日目もいたるところで通行止めを食らった。結構楽しみにしていたR98も結局走れずじまい。GW明けの週末は車が少なくストレスは少ないが、道路の補修が多く入っているのが難点か。今後はコースの選択に、そのあたりを考慮に入れないといけないかも。

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2日目は通行止めのあおりで道に迷ったりしながらも淡々とこなし、最後に馬篭宿で遅めの昼食をとり、3時前には中津川で解散となった。

復路の中央道は大月を超えたあたりでお約束の渋滞。しかもトンネル内の事故渋滞付き。すり抜けもつらいので相模湖でおりて、あとは下道で帰り、何とか暗くなる前にたどり着くことができた。

しかし高速の渋滞、なんとかならんものかな。タンデム+両パニアですいすい車の間を抜けていく猛者も結構いたが、こちらソロでもどうもすり抜けは怖い。といっても、信州方向に行くには関越経由は回りすぎだし、他に選択の余地はないし…。

次回の定例会は秋、次は日本海に行こう、という意見も出たが、どうなる事やら。結局のところ、怪我なく無事に帰ってきさえすれば、最高のツーリングになるんだけどね。

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