スーパーカブ (AA01)ボアアップ その2
梅雨明け間際、いよいよボアアップにかかります。例によって写真の点数が少ないのでマキでいきますね。素人作業なので変なところがあっても笑ってスルーしてください。
天気予報では急速に回復してその後梅雨明けの模様。朝方地面は湿っていたので古いブルーシートを敷いて作業開始です。エンジン位置が低いので、膝ついたり寝そべっても平気です。あとネジなど落としても回収が楽です。
タンクからガソリンを抜いた後、マフラーを外し、次いでジャマなキャブとエアクリーナーボックスの下半分を取り外します。
露出したシンリンダーを見るとポートが小さい!相当絞り込んでますね。フライホイールが回ってT字がぴったり合わないので、割り箸をあてがうとピタッと止まりました。
カバーを外してフライホイールを露出させ圧縮上死点に合わせます。カムスプロケの合わせマーク(写真ないけど)、フライホイールのT字を規定の位置に合わせて、タペットアジャスター(ロッカーアーム)をフリーにします。
ヘッドの取り付けボルトを5箇所外してヘッドを取り外します。固着してたのでプラハンで軽くこずきました。カムチェーンは中に落ち込まないようにフックを重し代わりにかけときます。次いでシリンダーも外してピストンを交換。
ピストンは前日の夜にピストンリングと片側のサークリップを付けておきました。大型車(R100)に比べるとシリンダー径が小さくリングもあっさり入ったのですが、サークリップが小さくてなかなか入らなくて苦労しました。
こりゃピストンの取り付けも苦労するなぁ、と思ってたら案の定相当苦労しました。ブルーシート敷いててよかった…。
余りに嵌められないので一旦手を休めて、ネットで動画をいくつか確認。その後はあっさりと取り付けできました。とは言えも一回やって上手く行くかと言えばどうだろ。
取り付けたピストンを外したものと比べると相当大きさに差があります。排気量にして1.7倍。
ついでにハイカムも取り付けます。キタコのカムはKマークが上向きになるように取り付けると丁度圧縮上死点になるように取り付けできます。
カムは、タペットアジャスターをフリーにし、カムスプロケのボルトを軽く嵌めて取手にして引き出すとあっさりと抜けます。特殊な工具は必要ありません。こんなにあっさり抜けていいの?
完成!(写真の点数がないので相当省略)シリンダーがやけに綺麗で浮いてます。
最後に貰い物のタペットアジャスターでタペットクリアランスを調整します。
このアジャスター、おそらくストレート製なのですが、えらくゴツいなぁと思っていたけど、使ってみるとこのゴツさと重さが良いんですね。調整をしたことない人には何のことかわからないと思いますが、最後にナットを締め込むところで共回りしにくくて狙ったところで合わせやすいです。とは言え、何回かやりなおしましたけど。
あとはキャブやマフラーなどの吸排気系を取り付けたら終わりなのですが、今回はキャブも交換するのでページを改めます。