TANDEM STEP

只今長期療養中です、復活までしばしお待ちを

リターンライダー、その後

海外赴任と前後のバタバタで約6年くらいバイクに乗らない期間があり、日本に帰任してバイクを買ったのが6年前の今くらいのこと。バイクに乗らなかった期間を、やっとリターン後の期間が超えることになります。そろそろリターンライダーの称号を返上して「バイク乗り」といってもいいのかな?
ただ、最近は家族に気遣い、バイクに乗るのはもっぱら週末の朝に近場をぐるりと回るだけ。しかも貴重な週末のうち1日は、4月頭から健康維持のため自転車に乗るようにしたので、以前のように胸張って自分が「バイク乗り」だとはちょっと言いづらい。バイク持ちであることは間違いないんだけどね。

さて前振りが長くなりましたが、今回のメインはもう一人のリターンライダー、以前このブログで書いたことがある職場の先輩Aさんのお話。

Aさんの部署は私の席からちょっと離れており、しかもAさんは出張が多いので、普段それほど話す機会がないのですが、先日、突然私の席まで来て「決めたよ。」とひとこと。
最近、役職定年などで見知った人が立て続けに職場を離れたので、長く単身赴任を続けられているAさんもついに関西にUターン?と思いきや、話を聞くと週末にふらっと寄ったバイク屋で購入を決めてきたとのこと。何回か一緒にバイクを見に行って、その後何にもなかったので、すっかりバイクに興味がなくなったのだと思ってましたが、よもやの展開です。

早速その日、早めに仕事を切り上げて、そのバイクを見に行ってきました。
あんなに洗脳したのにもかかわらず、決めた!というバイクは「それだけはないだろう」のアメリカンバイクで、ホンダのREBEL250でした。しかも一部でカスタム向きではないと言われる(笑)新型ではなくて、おそらく90年代前半のモデルMC13。ただ、前オーナーが随分丁寧に扱ったのか、年式を考えると走行も少なく、いいコンデションのように思えました。
その晩帰ってから、PINTERESTやグーグル先生の画像検索でレブルの画像を見たおしましたが、見慣れると結構かっこよく見えてくるから不思議です。
ハンドルはドラッグバーがいいな、とか、ライトは小ぶりのものをやや下目につけて、重たげなリヤフェンダーとシートはなんとかしたいなぁ、とか、最後には某オクでべース車輛を検索したり…いったい何をやっているんだか俺は。

昨日の午前中がいよいよ納車で、残念ながら立ち会えなかったのですが、夕方自宅で野球中継を観ていると、そのAさんからメール。すぐ近くまで来ているとのことだったので、早速最寄りの駅でミーティング。

昼前に受け取り、午後からあちらこちら走り回っていたらしく、意外と乗れるもんだな、と言うのが本人の弁。確かに別れ際走り去っていく様子は、クラッチミートやシフトアップもスムースであぶなげないものでした。実に30年越しのリターンライダー、流石にこの先30年乗り続けるのは無理かもしれないけど、事故なく怪我無く、長く一緒に遊んで欲しいなぁ。

まさか、こんなマイナーブログで自分のことが書かれているとは、本人はこれっぽちも思っていないだろうけどね。