TANDEM STEP

只今長期療養中です、復活までしばしお待ちを

SIGG FIRE-JET

毎年この時期の天気の好い日に、テントやシュラフ、エアマットを庭に干します。ここ数年、外に出すのはそれっきりで、結局使わずじまいに終わっています。
今年こそはと思い、併せて昔使っていた道具の点検を始めました。その一つがもう15年以上使っていないSIGG FIRE-JET、ボトルで有名なSIGG製のマルチフュエルストーブで、Made in Switzerlandです。

15〜20年くらい前、よくキャンプツーリングに出かけていた頃に買ったもので、その時点で既に販売終了になっていたように思います。当時、私の周りで使っている人はいなかったのですが、燃料としてガソリンが使える上、五徳を折りたたむと結構コンパクトになるので気に入っていて、これとSNOWPEAKのギガパワーストーブ「地」が、ツーリングのお供でした。
レギュラーガスに対応しているので、バイクのガソリンを抜いて使うことができて便利なのですが、プレヒートと呼ばれる予熱が必要で、下部の受け皿にガソリンをためて着火すると、あっという間にススだらけになります。久しぶりにケースから引っ張り出すと想像以上に汚い。塗料用のリムーバーを吹きかけ10分ほど放置した後、古い歯ブラシでゴシゴシ汚れを落としました。

あまりきれいになった気がしないのですが、元が相当汚かったので、手に煤がつかなくなっただけでOKとします。
底部のドレンプラグを外すと、見た目キャブレターのメインジェットの様なノズルが覗きます。

このジェット(?)を取り外して蛍光灯に透かして見ると、すすが固着して穴がふさがっていました。そこでリムーバーにしばらく漬け込んだのち、パーツクリーナーを吹き込むと、無事穴が通りました。
それ以上に酷かったのがドレインプラグのパッキンで、おそらくシリコン製なのですがかなり損傷していました。

ネットで調べましたがどこにも在庫が見つからなかったので(まぁ、そりゃそうでしょう)、手持ちのシリコン製Oリングセットのうち、サイズが合いそうなやつで代用しました。うまくいけばいいのですが。ここから漏れると、さすがに爆発とまでは行かないでしょうが、炎上しそうで怖いです。
さて掃除が終わったところで着火テスト、といきたかったのですが、なぜか燃料ボトルが見つかりせん(どこにしまったのだろう?)。ボトルって、他メーカー製のものと互換性があるんだろうか?
当面、SIGG FIRE-JETは部屋の飾りとなりそうです。(結局、いつもと変わらないという…)