TANDEM STEP

リターンライダーちょい古バイクでアソブ。

リターンライダー(長文注意)

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バイクに乗り始めて三十年以上経つ。いろんな趣味に手を出したが、結局長続きしているのはバイクだけだ。よくもまぁ飽きずに乗っていられると思うが、今だにエンジンをかけて走り出すと気分が高揚し、わけのわからないことを叫んで心の奥底にある感情を吐き出したくなる。そこで勢いに任せてガバッとアクセルを開けないだけの分別はついたが...。(失うものが増えてリミッターが掛かったのかもしれないし、長く乗って自分のセンスの無さを思い知らされ自制が効いてるってのもある)。

バイクは最終的には1人で乗るものだと思っている。走りに行くのも1人で出かけることが多い。それでも年に何回かは何台かで連れ立って走りに行くし、こんなところが壊れたとか、こんなところをいじったとか、この四半世紀、同じような内容の会話を延々繰り返している。それでも飽きないし、楽しい。周りにそういうドレンボルトが少々ゆるみ気味の同世代の友人、知人がいたのも、長く乗り続けてこれた理由の一つかもしれない。

最近、高速道路のSAや道の駅に立ち寄ると、自分と同じか少し上の世代のライダーを多く見かける。みな笑顔で、実に楽しそうだ。一方でリターンライダーの事故が増えているらしく、中高年ライダーの事故に関する報道も良く目にするようになった。先週行ったツーリングでも、道中、フロント周りが大破し、現場検証をされているバイクを見た。自分が教習所で乗り、当時でも古式だったモデルがピカピカにレストアされたものだった。ライダーはいなかったが、何となく同じ世代のリターンライダーを想像した。

私自身、仕事の都合で海外に何年か行っていたこともあり、しばらくバイクに乗らない時期があったリターンライダーの一人だ。久々にバイクにまたがった時は、思うように操れず恐怖感すら感じた。最近になって、ようやくドキドキせずにバイクに乗れるようになってきたが、自分のイメージと、思うように操れないギャップに、時々いらっとするし、我ながら危ネェなぁと思うことも多々ある。それでも、リターンライダーの事故に対する報道の裏には、いい年をした大人が、とか、バイクは危険だ…という型にはまった臭いを感じて、多少反発する気持ちを感じて複雑な気分になる。
バイクが危ないのはわかっている。でも、一度、バイクに乗ったことのあるやつなら絶対感じたことのある(と思う)、バイクにまたがった時の高揚感を思うと、バイクにまた乗りたいという人に対して、ネガティブなことは言いたくないし、やめとけ、などという上から目線っぽい言葉は絶対吐きたくない。

先日、会社の先輩A氏が、突然バイクに乗りたいと言い出した。それこそ四半世紀以上の付き合いだが、これまでバイクのバの字も聞いたことがない。聞くと高校の時に免許を取ったが、それ以来バイクに乗ったことが無いとのこと。これをリターンライダーと呼ぶかどうかは別として、免許歴では大先輩になるのかな。早速土曜の午後、先輩A氏と中古車の量販店に10数年ぶりにバイクを見に行った。僕がバイクを乗り始めた頃のバイクから、最近のスーパースポーツまで、実に多種多様なバイクがあって、ちょっと驚いた。昔はもっとバイクの流行り廃りがあって、中古車を見に行くと、中古車屋にもその時々のカラーがあったような感じがしたのだが。先輩A氏の希望車種はアメリカンか、ビッグスクーターだそうだ。個人的にそちら方面の興味はこれまで全くなくてコメントできなかったので、ただ一緒にたくさんのバイクを見て楽しんだ。先輩A氏はいろいろな種類のバイクを見て、思うところもあったようだが、どうなることやら。

最近ネットでブログを始めたこともあって、様々な人のブログを見るようになった。生活の一部としてバイクに乗っている人、ロングツーリングに行きまくっている人、写真を撮って季節の風景を切り取っている人、マニアックにバイクをいじり倒している人…等々、同じバイク乗りでも実にいろんな楽しみ方があるなぁと改めて思う。先輩A氏が本当にバイクに乗ることになったら、(月並みだが)自分なりのバイクとの付き合い方を早く見つけて、バイクライフを楽しんで欲しいと思う。そして私自身は、多少ドレンボルトの緩んだ仲間として、その様子を無責任に眺めて楽しみたいと思う。
でも、アメリカンか、ビッグスクーターってのはないなぁ・・・。

#アメリカンやビッグスクーターに乗っている方々、ごめん。これは単なる私の趣味の問題です。
##あ、でもハーレーのスポーツスターは、ちょっと興味ある。あれをアメリカンと呼ぶかどうかは議論は分かれると思うけど。ハーレーはハーレーであって、バイクではないっていう人もいるし。